物語性が強く、子どもから大人まで誰もが楽しめるリーダーズ「I Can Read!」。その中でも人気の「LITTLE CRITTER」シリーズについて、各作品のあらすじと感想を紹介します。
概要
- I Can Read! My First
- YL0.2~0.5
- 語数:約200~300語
「LITTLE CRITTER」は、「I Can Read! My First」というリーダーズの中の1シリーズ。どの作品もとても簡単でわかりやすい英語で書かれており、読み聞かせにも、自力読みを始めたばかりの子にもおすすめです。
シリーズは主人公のLittle Critterとその家族を中心に、町や学校、家での出来事などを描きます。身近な日常生活が描かれており、ストーリーもはっきりしているので、小さな子にもわかりやすいと思います。
公式サイトにアクティビティ(プリント)が掲載されています。内容は単語の読み書きやrymingなどのため、読みの練習を始めた子は挑戦してみるのもいいかもしれません。
あらすじと感想
ここからは筆者が読んだ4作品について、あらすじと感想を紹介します。
To the Rescue!
- 語数:280
家の地下室へ仕事をしに行ったお父さん。ところがドアが壊れ、地下室に閉じ込められてしまいます!お父さんを助けようと、Little Critterは家にある全部の鍵を試してみますが、うまくいきません。そこで911に通報した結果――。
どんな時に911に通報したらいいのか、通報したらどうなるのかが幼児にもよくわかるお話です。
Just a Little Sick
- 語数:285
少しだけ体調が悪いLittle Critterは、学校を休むようお母さんに言われます。ベッドで朝食を食べ、ゲームやおもちゃで遊び…あぁなんて良い日!Little Critterは休みを楽しみますが、その度にお母さんからベッドで寝るよう注意されてしまいます。やがて熱が出てしまい――。
風邪で学校を休んだ時のちょっとした解放感や、退屈な気持ち、親の優しさ…幼い頃に同じ経験をした人も多いのではないでしょうか。「わかるー!」と全ページで言いたくなるお話でした。
Going to the Firehouse
- 語数:210
Little Critterはクラスのみんなと消防署を訪れます。施設や消防車を見学し、火事が起きた時どうしたらいいのかを学びます。
消防署の様子や消防車のことなどがごく簡単にまとめられていて、幼児にもわかりやすいお話です。火事が起きた時の行動は私も勉強になりました。
This is My Town
- 語数:242
Little Critterが住むCritterville。そこには郵便局や消防署、警察署、学校など、たくさんの施設が並びます。Little Critterが各施設を紹介してくれるお話です。
よくある施設の名前など、町についての簡単な語彙を学べます。ストーリー性は薄いですが、ひたすら”This is~.” という文が続くので、多読をはじめたばかりでも読みやすいと思います。
Little Critterのお話は他にもたくさん出版されています。ぜひ探してみてください。